ありがとう熊さん

食品スーパーのおやじが、生き方について辛いことも楽しいことも含めて、心を込めて書かせてもらいました。

印税の全額を東日本大震災と北海道胆振東部地震と熊本地震への義援金にしました。

最初のきっかけは自分の夢のためでした。

 

でも、それが社会の役に立てれば嬉しいに変わっています。

 

僕は去年の11月に自由国民社から

 

「あやしい催眠商法だましの全手口」という本を出版した。

 

出版した目的は、身近な住宅街で悪徳商法が行われていることに

 

もっと世間の監視の目を強めていただきたいという願いから。

 

今まで誰も知らなかった実に巧妙な手口であり、手口をばらすことで

 

手口が通用しない世の中になってもらいたいという思いがあるから。

 

正直にいうと、自分の本を出したいというのは子供のころからの夢だった。

 

なので、「世の中のため」というよりも「自分のため」という思いがある。

 

出版出来たことは嬉しい。

 

いつかは本を出版したい。

 

でも出版社は今まで過去に経験したことのないような出版不況のため

 

どこも素人の企画は採用してくれない。

 

そんな中、採用してくれたのが自由国民社さん。

 

でも、たとえスタートが自分のためだとしても、執筆している時は本気で

 

被害に遭われる方が一人でも少なくなるようにと思って書いた。

 

そして、僕はこの本については印税の全額を

 

寄付することにした。

 

で、実際に日本赤十字社を通して被災地に寄付をした。

 

勝手にすればって思われるかもしれないけれど、

 

黙ってすればって思われるかもしれないけれど

 

いうことで、本を買っていただいた方も

 

印税が義援金になったことで

 

買って良かったと思っていただけるかなと。

 

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印税は全額、日本赤十字社を通じて

 

 

東日本大震災北海道胆振東部地震熊本地震

 

への義援金にしました。

 

一度は自分の本を出したい。

 

きっかけは自分のためだけれど

 

出来上がった本は世の中のために役立ててもらいたい。

 

そんな気持ち。

 

 

あやしい催眠商法 だましの全手口  身近な人を守るために知っておくべきこと

あやしい催眠商法 だましの全手口 身近な人を守るために知っておくべきこと

 

 

物が売れにくい世界の大変さと物が飛ぶように売れていく世界の大変さは別物である

最近、私が勤める食品スーパーの近隣で、ライバル店の出店が多くなってきた。お客さんの奪い合いのようになっていた。

他店よりも1円でもと安売り競争になっていた。しかし安売り競争は体力勝負だ。そこで働く私たちも少ない人員で頑張らないといけない状態になりつつあった。

このままではいけない。これからは安さ意外の価値を創造していかなければ生き残れない。そのためにはどうすればいいのか?その中の一つが他社のスーパーを見学することだった。他社のいいところをどんどん取り入れ、価格以外の価値を生み出そうとしていた。  

そんな他社のスーパーの見学をしに行った時の事。入り口のそばで野菜の段ボールがいっぱい置かれているのを見た。段ボールに値札が貼ってあった。

それを見ていると、青果担当の男性が近づいてきて「オイ、そこは見るな」と言ってきた。「え?置いてるから見たんだけど」と言うと「それは仕入れた値段だ。店に置いてある野菜の値段と違う」と言ってきた。

見られてはまずいものを誰でも見る事が出来る場所に置いている方が悪いと思った。腹が立って言い返してやろうと思ったがやめた。

周りのお客さんがじろじろと私たちのやり取りを見ていたからだ。もしかしたら私が他のスーパーの店員であることを知っている人がいるかもしれない。ここで口論したら、変な噂が立つかもしれない。

だからぐっと我慢してその男性から離れた。そこの店長にクレームをつけることも考えたがそれもやめた。 

次の日、私が勤める店の青果担当にこの出来事を話した。彼は「その人を知ってます」と言った。彼の話によるとその男性は仕入れ先の市場で嫌われているそうだ。

上から物を言うようで相手にされていないそうだ。以前にストライキで市場にバナナが入荷してこない時があった。その時は各スーパーに少ない数が割り振られた。しかしその男性には割り振られなかったそうだ。

さらに聞くところによると、その男性は自称元トップセールスマンらしい。私は思った。営業をしていたのなら人との接し方を知っているはずだ。

なのになぜあんな横柄な態度を取るんだ?男性は市場では「壊れたおじさん」とあだ名されていた。営業をしていた人が小売に転職するケースは多い。

その理由の一つに物が売りにくい世界よりも物が飛ぶように売れる世界がいいように見えるからだ。私にはこのことが良く理解できる。

私も昔、営業をしていたからだ。契約が1件も取れなくて会社に戻ったら「よく契約も取れずに会社に戻って来れたな?」と上司に責められたことがある。

営業は厳しい。そう思うと、物が勝手に売れていく小売業が楽そうに思えた。しかし小売業に転職したら、物が飛ぶように売れていく世界がどれだけ大変かを思い知らされた。

その時に営業時代を思い出した。頑張って1件契約が取れた時のあの気持ち。あれほど辛いと思っていた営業が懐かしく思えた。自分勝手な考えだと思った。

他人の仕事は楽に見える。しかしどんな仕事にも大変な面がある。物が売れにくい世界のストレスと物が飛ぶように売れていく世界のストレスは別物だ。

転職した時に期待が大きすぎると「こんなはずではなかったのに」と大きな後悔が生まれる。どんな仕事にも大変さがある。自分で選んだ世界だ。どこかで納得しないと心が壊れてしまうと思った。

謝るのも仕事のうちだから温かい言葉を思い出し前向きに行動した方がいい

勤め先の食品スーパーで、ある日のクレームは、とても心に大きなダメージを与えた。レジでの数の打ち間違いだった。「今すぐに来い」と言われ、お客様の家に行った。車で30分ほどかかった。多少混んではいたもののそれぐらいの時間はかかる距離だった。

しかし「どうしてすぐに来いと言ったのにこんなに時間がかかったんだ?」と怒られた。

すぐに謝ったが「俺はどうして?と聞いてるんだ」と言われ「急いだつもりですが多少混んでいて抜け道を知らないために遅くなりました。申し訳ございません」と謝った。

そして、「どうしてこんなミスをするんだ」と大きな声で怒鳴られた。ひたすら頭を下げて謝った。お客様は最後まで怒った表情でいてた。このお客様は常連で、普段はとても穏やかな人だから、普段とのギャップにとても辛い気持ちになった。もうクレームは嫌だと思った。

先輩に相談した。「そんなのは慣れるしかないよ」という言葉が返ってきた。謝るのも仕事のうち。そんなことは分かっているけれど、どうもやりきれなかったのだ。お客様から怒鳴られた時はそれがトラウマになるのだ。電話が鳴るたびにこれはクレームじゃないか?どうしよう?と恐怖を感じるようになった。その場から逃げたくもなった。

そんなある日、またクレームの電話があった。こちらで用意した注文品の数が足りないというクレームだった。足りない分を持っていくことにした。

車で40分、近くまで到着し車から降りて家を探したがなかなか見つからなかった。近くのバス停で、お客様に電話をした。するとお客様は、「かなり分かりにくい所に家があるのでこちらから行きます」と言ってくれた。バス停で待つことにした。

5分ぐらいしてお客様が歩いてきた。謝る私に、お客様は笑顔で「わざわざ持ってきていただいて有難うございます」と言ってくれた。

本来であれば家を探し出して訪問しなければいけないところお客様から、家の外に出てきてくれたことに感謝をした。お客様は、「こんな遠いところまで大変ですね」と温かい言葉をかけてくれた。その帰り道は心に温かいものが生まれたように感じた。

どなり声は心に大きなダメージが与えられるが、温かい声は心を温めてくれると思った。

人生では謝ることから逃げることなんて出来ない。人間である以上ミスをするからだ。怒鳴られた時は心に大きなダメージがつく。しかし、そのダメージを引きずっては駄目だ。

人に優しくしようという気持ちになれないからだ。気持ちを切り替えることが必要だ。じゃあどうすればいいのだろう?人から聞いた話では動物と触れ合う事がいいと聞いたこともある。

一理ある。可愛い動物は現実を忘れさせてくれる。しかし、職場に行くと現実に引き戻されてしまう。結局人を傷つけるのは人で、癒すのも人だ。怒鳴られて傷ついても、頑張り続けていたら誰かがきっと温かい言葉をかけてくれる。

怒鳴られる事ばかりに落ち込んでいては駄目だ。温かい声を思い出し、前向きに生きた方がいいと思った。